台湾でウェディングフォトを撮る話①(お店見学編)

この記事は、以前書いた記事をリライトしたものです。

私が結婚式をしたのは数年前ですのでご了承ください!

私事ですが近々結婚式をするため,現在慌てて準備をしております。ビザの関係もあり婚姻届けはとっくに出したのですが、やるややらないやでこんなに時間が経ってしまいました。

個人的には、あまり乗り気しないんですよ。結婚式。昔は結婚なんて、と思っていたんです。理由はいろいろありますが、その中の一つが「結婚式をしたくない」でした。いや、私こういう人けっこういるんじゃないかと思うんですよね。恥ずかしいし。そう、みんなにれる大注目されるなんて、ハズカシイ!!友達も少ないですしね…。呼んで誰か来てくれるのか…!?(陰キャ丸出し)しかし異国に嫁いで「これがここでは普通だから~」と言われると、やらねばならぬのだよ。
最近福原愛ちゃんが台湾の方と結婚したそうで、その関係で台湾の結婚式についてテレビでよく見るようになったと聞きました。なるほど~。ところで愛ちゃん台南に住むそうで?行ったら会えるかな(笑)それはさておき、日本とはちょっと違う台湾の結婚式。その中でも大事なイベントの一つ、フォトウエディングを私も例に漏れずやる羽目になったので、書き残しておきたいと思います。私写真苦手なんですよね~。ハァ…

台湾のフォトウェディングは世界一??

 フォトウェディングといえば、一番に想像するのは韓国かなと思います。台湾でも今韓国ブームなので、「韓風」というのが一つのトレンドでもあるそうです。しかし台湾人は「フォトウェディングの技術は台湾が一番」と言います。そのくらい台湾人が写真にかける情熱には並々ならぬものがあります。私が見て回った感想で言うと、
人物に重点を置き、人物の綺麗さ美しさを最も重視する場合は韓国での撮影がオススメです。台湾人も韓国に行って撮りました~という方も結構います。(追記:というかこれは、写真技術というよりメイクの技術のせいだと考えます。2021年現在では韓国メイクが流行りなので、韓国風の柔らかいメイクをしてくれるお店も多いと思います。しかしですね、これは後々撮影編の記事で書くかと思いますが、私が写真を撮った頃はまだまだバッチバチにメイクするのが普通でした。付けまつげ何枚付けるねん?みたいな。流行りの中華風メイクとも違うんです。言うなればだs…ちょっと古いんですよね。ほんと、今は淡い美しいメイクをしてくれる所がたくさんあると思います。しかし地方だと特に、未だ「結婚式なんだから派手にしないと!」と思っているメイクさんもいらっしゃると思うので、お店見学の際は要チェックです。まぁ最近はインスタとかで作風を確認してから行けるので大丈夫かな。)

逆に風景との調和を大事にしたり、自分の趣味や嗜好を凝らした写真を撮りたいという方は、絶対台湾をオススメします。台湾のフォトウェディングの写真を見ていただければわかりますが、ナチュラルなものから、ほぼコスプレみたいなものまであります。

艾威精品婚紗/IVY BRIDE

台北のお店(私は行ったことないですが、日本語があったので)です。こちらを見ていただければ感じがつかめると思います。

 私がお店で聞いたところによると、皆さん自分でシチュエーションを考えて、自分で場所を決めて、自分で小道具や衣装まで用意されるそうです。す、すごい…。(もちろん全部お任せって方もいらっしゃいますが、とても少ないそうです。)

例を挙げると、旦那さんが学校の先生で、そこで出会ったから学生服(本物ではないです)を着て学校で撮るとか、旦那さんが消防士だから制服を着て消防車と一緒に撮ったり、などなど…ゴミ捨て場とか、どこでそんな場所見つけてきたんや!?みたいなところもあります。(笑)こういう風に、「こんなイメージでこんな風に撮りたい!」というビジョンがある方はぜひ台湾のお店を訪ねてみてはいかがでしょうか?また、私のようになんのイメージもわかないけど思い出に残る写真を撮りたいなという方も、聞けば何でも教えてくれるのでぜひ相談してみてください。

いろんな国からウェディングフォトをとりに来るので、だいたいのホームページには海外顧客用連絡ページがあるかな。もちろん日本語オッケーなところもあります。

ちなみに台湾では海外にスタッフさんと飛んで撮影する「自助」タイプも多いです。この場合、基本的な費用にスタッフさん(人数分)の飛行機+ホテル代×日数(+その他もろもろ)がかかってくるそうです。でも航空会社やホテルは自分たちで決めて良いそうなので、よく知った国にだと費用が抑えられていいよとのことでした。(笑)大掛かりな分、思い出に残りますよ~!

準備は早めにしましょう!

 何事もはやめに準備するに越したことないのですが、だいたいどのくらい前から始めればえーねん??と思いますよね。
流れとしては、ウェディングフォトを撮るぞ!と決めてから

  1. お店選び
  2. お店決定
  3. 打ち合せ
  4. 撮影
  5. 写真選び
  6. 写真修正
  7. 確認
  8. 製本
  9. 手元へ

 

てなかんじです。
ここからまず、撮ってから写真選び、修正、確認、製本等から手元に来るまでに2~3ヶ月かかるそうです。私が見学に行ったお店は3件とも、だいたいそのくらいの期間が必要だとおっしゃっていました。これはスムーズに行けばの話ですので、最短3ヵ月は必要になるとみておきましょう。
あとはそれぞれのこだわりによって伸び縮みします。特に国外で撮影される方!そこまでこだわりのある方なら大丈夫かとは思いますが。それぞれみなさんの予定から逆算してスケジュールを立てましょう。

ではここで一緒に、時間がかかりそうな所をおさえておきましょう。まず①番ですね。お店選びの部分は後で書きますが、一件だいたい3時間程度かかり、お店までの移動もあるし、中国語でお話を聞くので結構疲れます。だいたい1日1~2件と見積もっておくといいと思います。次に③の打ち合わせです。これはこだわりによって長引いたり、一回で終わらず2~3回になったりする方もいると思います。⑥の写真修正も、こだわりによります。ガッツリ修正したい方はもう少しかかると見積もっておきましょう。そして、お仕事の都合などで日にちが合わせにくい場合なども、スムーズに行かない原因になります。お休みが取りにくいお仕事をされている方なんかはお気をつけください。

ちなみにこういう方は少ないかと思いますが、私たちは諸事情あって一度撮影した後に後日もう一度撮影しなおしました。しかも衣装選びからやり直しです…。わかっていただけたと思いますが、一生残るものですし時間内から適当に終わらせなきゃ!という状況は避けたいですよね。くれぐれも余裕を持って計画しましょう!

お店選びは一苦労?たくさん見学に行ったほうがいい?

 こだわりたい方はいろんなお店を見て、そのお店の特色を確認しましょう。
特にこれ!という明確なビジョンのない方は、ネットでこの写真良いなと思う所を3件くらい選んで見学に行き、その中から選ぶといいと思います。実際に見学に行かなければ雰囲気が掴めないのは確かですが、ある程度ネットで絞らないと、星の数ほどあるお店を見学して周るだけで疲れてしまってだんどうでも良くなってきます。(笑)しかもどのお店も大きく変わる訳ではないので、あんまりたくさん見ると逆に選べなくなります。ただよっぽどイメージと違った場合は遠慮せず4件目5件目に行きましょう。
ちなみにですが、台湾の営業さんは強いです。「じゃあ考えてまた返事します~」なんて一回言ったくらいじゃ帰してくれません。「じゃあここでお願いします」というまで話は続きます。「じゃあここで」なんて日本人らしさを発揮してはいけませんよ!!(笑)今日は決められません~と粘りましょう!このお店は違うなと思ったら、正直に「ここ(例えばドレス、写真の感じ)が私のイメージとどうこう違うのですみませんが他のお店を探します」とはっきり言ってしまったほうがいいです。申し訳なさそうにはっきり言いましょう。他のお店と迷っているなら、「他のところも見たいので、考えてから2~3日以内に連絡します」と言うのが無難です。これでも3~4回言わないと帰してくれませんが。(笑)お家に帰った後ですが、お店の方も待っているわけですから、早めに連絡してほしいとのこと。約束の期日になっても悩んでいるなら、とりあえず連絡して「こういうところで悩んでいます」と伝えましょう。値段が…と言うと安くなるかも…!?あと、お断りの場合も必ず連絡しましょう、怒られませんから~!

お店見学の流れ

 つべこべ言わずに行ってみればいいのですが、私は小心者で中国語もイマイチだし、行ってどんなことをするのか知っていたらもっと気軽に行けたのに…と思っていたので、だいたいどんな流れなだったか書いておきたいとおもいます。

お店にもよるとは思いますが、だいたい私が行った3件とも話の内容は違えど流れはほぼ一緒でした。

①まず写真のイメージの説明
お店ごとに何が違うかというと、一つは写真の修正方法でしょうか。あるところはガチガチに修正してCGみたいになってるとか、あるところはナチュラルでなるべく修正しないとかですね。以前撮影した他の方の写真を見ながら、そのお店の特色を説明して下さいます。(余談ですが、あるお店で以前撮影した写真を見ていた時、なーんか見たことあるな人だな~思ってよくよく見たら友人が写ってました。こんなこともあるものですね。一応許可を得た写真のみ他の方に見せているそうですが、どうでしょうね…)

➁次にドレスの見学
これはドレス見学が無いところもあれば、試着させてくれるところもあります。
私の場合、1件目は見るだけ、2件目は見学なし(行った時間が遅すぎたからかな?)、3件目は試着あり、でした。

③最後にサービス内容の確認

サービス内容は、撮影の時の貸し出し衣装の数、選べる写真の数、がメインになってきます。
後は結婚式の時に使用するお花や飾りなどです。そう、事前の写真撮影のみでなく、結婚式の準備も手伝ってくださるんですね。私はブーケやお手伝いしてくれる友人の胸につけるお花などもお願いしました。今は結婚式のやり方も様々で、お家でやる方もいれば(流水席は日本の方でやる人は少ないと思いますが)、ホテルでされる方もいらっしゃると思います。お家でやる場合以外は式場がだいたい準備してくれると思いますが、必要なものがある方は準備をお願いできるのか聞いてみてもよいでしょう。結婚式も準備しなければいけないものが沢山あるので、用意してくださるならありがたくお願いしたいです。

後はいろいろおまけしてくれるとか、値引きがあるとか、ですね。
プラン内容にいらないものがあれば相談してみましょう、料金から引いてくれる場合もありますよ。

(余談)ドレスはだいたい自社製(か大きなブランドでないなど)なら追加料金なし、大きなブランドやイタリア製、スペイン製のものは追加料金がかかってくる、といったかんじです。ドレスじっくり見たい方はお店にその希望を伝え、余裕を持ってお店に行きましょう。

お店見学編はざっとこんな感じになります。

以上です。お粗末様でした!